8、犬のしつけとは マルチーズ
マルチーズは頭の良い犬です。呑み込みが早いので、この犬のしつけは比較的にカンタンな方です。
ただ、しつけることと怒ることと勘違いしてはいけません。マルチーズは、繊細な神経を持った犬ですから、叱られたことで心に傷がつき、それが嫌な記憶としてずっと残ってしまいます。
そして、それが後の犬のしつけに悪影響を及ぼしてしまうのです。
犬を飼育するということは、人間の子育てと一緒です。犬だって、誉められると嬉しいのです。つまり、犬のしつけは、誉めてしつけるのが基本。
誉めることが8割から9割、叱ることは1割か2割。
これが犬のしつけです。叱ってばかりでは、犬が委縮してしまいます。
とくにマルチーズのように頭が良くて、観察力や洞察力を持った犬なら、いつも飼い主の顔色ばかりを伺うようになってしまって、犬らしい大らかさが失われてしまいます。
最近では、また“叱らないしつけ”ということが報告されており、これが多くの実績をあげてきて、犬のしつけ方としては主流になりつつあるようです。
いい事をしたら誉めてあげて、いい気持ちにさせて、信頼関係を築くことが肝心です。
マルチーズは利口な犬。
いつもジッと飼い主を見つめております。どのように行動すれば誉めてもらえるのかを認識させ、自発的にいい行動をとっていくように仕向けていくことが大事です。