10、ダルメシアンの病気 – 犬の難聴
ダルメシアン犬で、よく知られる病気に難聴があります。この病気は遺伝によって起こるとされており、事実、生まれつき難聴を持っているダルメシアンは、決して珍しいことではありません。映画「101匹犬」でも知られるように、もともと多産なこの犬は一度に15匹の子犬を生んだことがあります。
そのようにたくさん生まれてくる子犬たちの中で、耳が聞こえにくい、もしくはまったく聞こえないという犬が、全体の1~2%の割合で生まれてくると言われているほどです。そして、難聴の病気を抱えた子犬たちは、周囲の状況をつかみにくいことから情緒不安定となり、無駄吠えをしたり攻撃的になったりと問題行動を起こすことが多くなります。そのため、この犬を購入などされる際には、よくよく確認されることが大事です。
しかし、運悪く先天的難聴の子犬を引き取ってしまった場合は、この治療法は現在のところありません。耳の聞こえにくい、あるいはまったく聞こえない犬として大切に育ててあげる以外にないのです。
また、この難聴は、子犬の頃はちゃんと聞こえていたのに、成長してから発症する場合も確認されております。ただ、こうした後天性の難聴の場合は、治療することが出来ますので獣医さんに相談してみてください。
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