２、ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグの起源 この犬の起源は
ポルトガル原産の犬種とされるポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ。
ただし、実のところこの犬の起源はいまだ不明な点が多くあるのです。というのも、ではどういう経路をたどってポルトガルにやって来たのかということになると、はっきりとは分かっていないのです。
一説によると、この犬の起源は紀元前７００年の頃。
ロシアとアジアの国境付近にある中央アジアステップという地域あたりで飼育されていた犬種であるとのこと。
また、記録によると、イベリア半島の海岸には、この犬種が多く存在しており、主として猟師さんたちのアシスタントとして活躍していたともされております。
ともあれ、ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ。この犬の起源をたどると、はるか昔からポルトガル沿岸には、この犬種が多く確認されていたとのこと。
そのため純粋なポルトガル犬としてこの犬種名となったのです。
その後、漁業の近代化にともなって、この犬種の存在価値が見失われるようになり、一時は絶滅かとも思われるほどその数が激減。
ところが、アメリカに渡ると飼育のしやすい性格の良さと個性的な容貌から人気となり、ショードッグとしての地位を獲得するとともに、人気を博するようになっていきました。
