４、犬の購入の注意点
犬を購入されるということは、その後、
１０年から長ければ２０年近くも、
その犬と一緒に過ごすことになるのです。
これを人間で例えるとしたら、
結婚相手を選ぶのと似ているかもしれません。
そのような犬を購入するのであれば、
飼い主となる人は慎重であるべきです。
一時的なブームで、あるいはノリで、さらには単なる見栄で、
衝動的に購入を決めるのは避けるべきです。
後々、犬にとっても飼い主さんにとっても不幸な結果
となってしまう可能性があるからです。
当たり前ですが、犬も生き物です。
生きていれば食事もしますし、糞尿もします。
犬ですからムダに吠えることもありますし、
飼い主さんだからといっても、しつけの仕方が悪ければ
噛みついてくることだってあります。
そんな犬を飼うことは、
人間の側にも相当の決意と覚悟が必要と言えます。
また、犬にも犬種により、個体差にもより、
その性格や特徴に違いがあります。
例えば、非常にエネルギッシュなボーダー・テリア犬を
飼育しようとする人が、体力もなく運動も嫌いで、
普段の生活も引きこもりがちだとしたらどうでしょうか。
そのため、飼い主が犬の散歩もろくにしてあげないとしたら・・。
そのような飼い主に飼われている犬はとたんに運動不足となり、
ストレス行動を見せる犬となる可能性は大きいと言えます。
さて、こうしたことを避けるためには、まず、
犬を購入する前に、飼い主となる方はご自分のライフスタイル
をしっかりと見つめ直す必要があります。
その上で、あらためて犬の購入を検討するのがベストと考えます。
