８、ジャイアント・シュナウザー犬の吠え癖
普段はとても温厚で大人しい犬です。
家庭の中にあっても、まず暴れることも
なく物静かといってよい犬です。
が吠えるのには、必ず何か原因があります。
温厚な性格の犬ですが、その一方で、警戒心
が強く防衛本能も高い犬ですから、不審な人物
や音などには敏感に反応し吠え立てることも
あります。
これは警戒吠えと呼ばれるもので、飼い主さんや
ご家族、自分の身の危険を感じた時など、
注意を促すために吠えているのです。
このような警戒吠えの場合は、まずは
犬の警戒心の対象を取り除いてあげる
ことが大事です。
そして、「怖くないよ」と教えてあげることです。
その他にも、トイレに行きたいとか遊んでほしい、
かまってほしいなどのときでも、
しかし、これがたびたび続けば吠え癖となり、
飼い主さんにとっては深刻な問題となります。
具体的な事例でも、犬の吠え癖が原因となって、
ご近所の方から嫌がらせを受けたり、
警察沙汰となったり、なかには裁判になる
こともあるようです。
さらに、飼い主さんご自身が、犬の吠え癖の
ためストレスとなり、夜も眠れないという
事例もあります。
犬によっても、吠え癖となりやすいものと、
そうでない犬とがありますが、最終的には
やはりしつけの問題が大きいようです。
吠え癖のしつけでの注意点は、まずは無視す
ることです。
その上で、吠えなくなったら、身体を撫でるなど
して気持ちを落ち着かせて褒めることです。
賢くて忠実な犬です。
それでも、しつけは子犬の内から早めに始め、
飼い主さんとの主従関係を築き、信頼関係
を深めていくことです。
それにより、問題行動を減らすことができます。
ただし、一口にしつけといってもなかなか難しく、
またそんな時間もないという方も少なくありません。
そうした方なら、しつけ教室に通わせたり、
訓練士にお願いしたりとの方法もあります。
最近では訓練士の方が自宅まで出張してくれる
サービスもありますので、忙しい方には
おすすめです。
