10、ブルマスティフの健康管理
ブルマスティフは、かつて禁猟区などの番犬として活躍していた
経歴を持っていた犬種です。
そのために、筋肉質のガッシリとした体型をしており、
体力もあり持久力にも優れている犬です。
そんな犬ですので一見するとちょっと怖い印象をうけます。
ところが、その性格は非常に温厚で、また落ち着いた犬なのです。
そんな性格の犬ですので、自ら活発に動き回ることをしません。
その上に、割と大食漢なのもこの犬の特徴ですので、
ブルマスティフの健康管理でとくに気をつけたいのが肥満というもの。
肥満になりやすい犬ですので、
予防するためには適度な運動をさせる必要があります。
お散歩にしても歩くだけにとどまらず、
軽いジョギングなども取り入れてあげましょう。
よく見られる病気としては、
大型犬に多い股関節形成不全などが上げられますが、
この病気は肥満からの二次的に起こりやすいと
いわれておりますので注意が必要です。
一方、健康管理の上では被毛のお手入れも欠かせません。
こちらは、絨毛ブラシでマッサージするように行うのがコツです。
また、皮膚が弛んでいるような顔のしわにも注意が必要です。
食事やお散歩の後、このしわの隙間に汚れがたまってしまうことが、
しばしばあるのです。
これはそのままにしておくと、皮膚病の原因となってしまいます。
そのため、蒸しタオルなどを用意して、
しわの奥まで丁寧に拭き取ってあげる必要があります。
これも、ブルマスティフの健康管理の上では、
欠かすことのできないケアと言えます。