5、犬の食事
犬たちは、よほど具合が悪い場合を除き、
目の前にある食べ物はすべて平らげるものです。
これは犬たちの習性です。
そのため、飼い主は食事の与え過ぎには注意
を要します。
一般的に犬に与える食事の量は、その犬の体重
の2~3%程度とされています。
犬が欲しがるからといって、好きなように
与えていたのでは、食べ過ぎとなり肥満の原因
になってしまいます。
だからといって、あまり肥満を気にしすぎて、
食事の量を少な目にしてしまうと、カロリー不足
となってしまいます。
犬の様子を見ながら、太りすぎた場合には食事の
量を減らし、痩せてきた場合は、逆に食事の量を
増やすという配慮が必要なのです。
食事の与え方としては、生後6ヵ月ぐらいまでの
子犬では1日3回、それを過ぎた成犬では1日2回、
さらに、老犬では1日に3回が目安となります。
また、老犬ではこれまでの運動量がグンと減り、
筋力も低下しますので体の代謝が悪くなり、
1日に必要とされるエネルギーの量が少なく
なってきます。
そのため、やはり犬の様子を注意深く観察しながら、
食事の量を調整する必要があります。
これまでと同じ量の食事を与えていると、
さまざまな疾患の原因となってしまいますので
注意するべきです。