６、ダルメシアンの散歩
ダルメシアンの持つ抜群のスタミナは、驚異的といってもよいでしょう。ずば抜けた持久力の高さは、オフロードバイクの横を、３０キロ以上も一緒に走ることが出来ると言われるほどです。
さて、長所というものは、時として短所となって現れることがあるものです。すなわち、他から抜きんでたダルメシアンの運動能力とその欲求は、一転して運動不足という弱点となって現れてくることもあるのです。こうした犬を飼育すると決めた時には、散歩といっても通常のものでは済まないことをよく認識しておく必要があります。
ダルメシアンの半端のない運動量は、この犬を飼うことを検討している方にとっては非常に大きな負担となります。そのため、すべての人にとってダルメシアンの飼育が適しているわけではありません。飼い主となる人がこの犬のアクティブな性質をよく理解して、それに適応できるライフスタイルであることが必須というわけです。
運動不足は直にストレスをためる原因となってしまいます。ストレスをためてしまうと、無駄吠えが多くなったり、攻撃的になったりしてしまいます。
散歩の目安としては、一日２回、１回について６０分以上の散歩が理想的といえます。また、ドッグランや安全を確認できる広場などでボール遊びや追いかけっこなどの遊びをしてあげると、ストレスに発散になり、なによりも飼い主とのコミュニケーションになりますのでおすすめです。
飼い主と一緒に歩くこと、走ること、また、広くて安全な場所があれば、そこで思う存分、自由に走り回らせてあげることなどが大切なのです。そんな広場がない場合には、ドッグランなどもおすすめですし、犬たちを自由に運動させることが認められている公園などもありますので、こうした場所をあらかじめネットなどで確認されておくことも大事です。
